ミスタ について
50歳。公立中学校管理職です。
一般企業→大学→教員→教育委員会→管理職。
普段は、公立中学校で働きつつ、ブログで教育技術を紹介しています。
ブログを書く理由
現在、学校現場では働き方改革が進行しています。
ライフワークバランスを考えると、とてもよいことですが、若手教員にとってはOJT(On the job training)の機会を失っていることは否めません。
僕が教員として勤め始めた頃は、放課後に尊敬する先輩教員をつかまえては、教えてもらう毎日でした。
当時は「何とか学級崩壊をしないように」「他の学級よりいいって生徒に思ってもらえるように」と実力を身に付けなければならないと必死でした。
タダでさえ、他の教員よりも8年程遠回りをしていますので、同年代の教員に追いつく必要があったのです。
そんな放課後の『エンドレス自主トレ』の機会が失われた今、若手教員は実力をつける手段を自分のライフスタイルに合わせて模索していることでしょう。
そんな若手教員の役に立つことができれば、とてもやりがいがあります。
働き方改革の視点から
働き方改革が進み、教員が生徒に向き合う時間を大切にするべく、仕事がスリム化されてきています。
それでも一向に進まない働き方改革の原因は何でしょうか?
それは、教員の実力不足です。
例えば、計画や準備の大切さを認識していない教員は、その場その場をしのいでいく。
その結果、教育効果は上がらずに、生徒の成長は少なく、生徒の反発や保護者からの苦情がくることもある。教員は、その対応に追われて、大切な計画や準備がおろそかになる。その繰り返し。その年度が終わって、異動や学級編成でリセットするしかなくなってしまう。
生徒と向き合う時間を確保されても、どう向き合えば教育効果が上がるのか分からない教員は、ただ生徒と会話を繰り返すだけの毎日を送る。その結果、学級で過ごす時間に意味を見出せない生徒が教員を見下していく。ひどいと学級崩壊になる。
教員の仕事は、機械的な仕事ではありません。誰でもできるものでもありません。
教育技術をもった専門職です。
『真の働き方改革は実力をつけること』だと、僕は断言します。