他の学級の活動を、生徒と一緒に観察に行こう。

担任が学級経営力を向上させられない要因のひとつは、経験豊富な担任の姿を実際に見る機会が少ないからです。 経験豊富な担任の短学活の時間は、自分の学級でも短学活が行われているから。 それを打破する一番簡単な手段を紹介します。

目次

学級委員と、他の学級の帰りの会を観察に。

自分の学級には「学級委員と僕は、〇年生の帰りの会を偵察に行ってくる。だから、今日は○○さんの司会の元で進めておいてくれ」と、伝えます。

「そんな事して何になるんだ」と思っている生徒がいる一方、「どんななんだろう?感想を聞きたい」「私も偵察に行きたい」と思っている生徒もいます。

帰りの会が終わり、学級委員と一緒に戻ってきたときの学級は、「どうだった?」とワクワク感が止められない生徒の表情が見てとれることでしょう。

変化だったり、外界(自分の学級の外側)の感想を学級委員が語りに、生徒たちは目を輝かせます。

それだけでも効果はありますが、もうひと手間くわえて。

学級のみんなは、興味津々に聞いてくれます。でも、そこにもう一味足していきましょう。そうすれば学級の活動を、自分たちで俯瞰して見るチャンスになります。

学級委員に、単純に比較するように促していきます。他の学級と自分たちの学級の違いはどこか?よかった点はどこか?そうでもなかった点はどこか?

すると「こんな場面があって、おもしろそうだった」「こんなことをしていたけど、意味あるのかわからなかった」「どうしてこの学級は・・・?」「自分たちより・・・だった」などと考えます。

その後、自分たちの活動をどうしていきたいか、問いましょう。すると、学級委員の思いが表出されてきます。

その思いを具体化していくと、次に頑張りたいことや目指したいことが生まれ、学級委員を中心にみんなで意思統一すれば、翌日からの活動が変わってきます。

教員としての自分の勉強に。

他の学級の活動を、学級委員と見ることは、生徒の活動のステップアップという名目で、自分を振り返ることになります。

学級委員は「どうやったら、あんな帰りの会になるのだろう」という『問い』をもち、ステップアップにつなげられるが、教員も同じです。

「どうやったら・・・」という『問い』を、そのままぶつけてみましょう。

きっと経験豊富な先生は、もういいよと言うくらい教えてくれます。(教員は、良くも悪くも教えたがりです) 教えてもらった中から、自分のスタイルに合ったものにアレンジしていけばいいのです。

 

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