有言実行だけじゃない!学級目標でさえ変更する目的意識と柔軟性

ミスタ

知ってました?
学級目標って、学年の途中で変えてもいいんですよ。

ホント?
そんな学級見たことないよ。

ミスタ

そうですか?
僕は、1年に3回変更したことがありますよ。

先生なら誰も、4月に学級を開いたとき、今年度はこれをやろうあれをやろうと思ってしまいます。

そして、それを生徒に宣言する先生もいます。「毎週1回は学級通信を出します」とか、「毎日黒板にメッセージを書きます」とか。

でも、「私は○○と決めて宣言したけど、やめます。」と言ってもいいのではないでしょうか。

この記事を読んで分かること
  • 有言実行することが全てではないということが分かる
  • 学級目標は、年間を通して学級が追い求めるものであるということが、ただの固定観念であることが分かる
  • 柔軟に学級経営をすることのよさが分かる

教員は、一度言ったことをやり切ろうとする真面目な人が多くいます。しかし、有言実行こそが素晴らしいという固定観念をリセットして、生徒のためにはどうすることがいいのを考えてみましょう。

目次

固定観念をリセットしよう

学級目標とは、どのようなものか?

「学級が1年間、追い求めるもの」じゃないの?

ミスタ

そう思っている先生、生徒が大多数です。
しかし、その目標は本当に生徒が追い求めるに値するの?

多くの学級では、こんな実態があると思いますが、どうでしょうか?

  • 4月に学級目標をつくる
  • とっても素晴らしい掲示物をつくる (たぶん学級掲示物の中で一番広い面積を使う)
  • 途中から誰も意識しなくなる (実力ある担任の学級はそうではないが…)
  • 覚えていない

4月に学級目標を立て、それを年度末まで追い続ける学級の担任の先生は、本当に素晴らしい実力のある方だと思います。

なぜなら、生徒同士がよさも弱さも分からない4月に、年間を見通して、生徒の思いが途切れることのない目標をつくり、それを大切に生徒と共有し続けるからです。

ミスタ

そんな先生は、なかなか出会うことができない。
僕の教員生活の中でも数人しかいません。

確かに、そんな先生会ったことないかも。

目標は、どんなものか?

ミスタ

私生活で考えましょう。
僕たちが立てる目標って、どんなものでしょう?

「この検定試験に合格するぞ」「3月までにこんな力をつけるぞ」とか。俗っぽいもので考えると、「夏までにダイエットしよう」「禁煙するぞ」とか。

そして、達成した時は、皆さんどうしますか?きっと、新たな目標に向かうのではないでしょうか?

そして、挫折したときは、皆さんどうしますか?きっと、もう一度、同じ目標を掲げるか、無理のないものに変えるか、潔くあきらめて違う目標を立てるかではないでしょうか?

ミスタ

達成や挫折のタイミングって、いつですか?
必ず年度末ではありませんよね。

自分の目標と集団の目標の違い

ありません。

  • 自分の目標は、自分の頭の中で考え、葛藤し、状況を整理し、・・・そして決めます。
  • 集団の目標は、みんなで考え、話し合い、状況を整理し、・・・そして決めます。

一度立てた目標が意味をなくしたとき、それを捨て、新しいものに変えます。

それも同じなのではないでしょうか?

ミスタ

学級目標が意味をなくしたとき、直ちに変えましょう。
目標をもつことは大切です。
・・・意味ある目標をもつことは、ですが。

まとめ

  • 学級目標は、年間で一つという固定観念を捨てましょう。
  • 達成したり、方向性が違うなと違和感がでてきたりしたら、生徒に「変えようよ」と言いましょう。
  • 「有言実行」と「柔軟に変化していくこと」を天秤にかけ、判断していきましょう。

余談:『学びを調整する力』とよく耳にしますね。メタ認知とか、自己調整とかがキーワードです。学級単位で考えると、自分の学級をメタ認知して、自分たちに合った目標、自分たちにあった手段、道のりを考えることが『調整する』ことだと思います。

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