体育祭や合唱コンクールが終わると、
「次は何を目標にしよう。」
そんなふうに悩んだことはありませんか。
私も若い頃は同じでした。
行事が終わるたびに、
学級の勢いが止まったように感じ、
帰りの会で何を話そうか考えていました。
でも今は、
行事が終わったからといって困ることはありません。
なぜなら、
行事は当日で終わるものではない
と考えているからです。
行事は「当日」ではない
私が考える行事は、
体育祭や合唱コンクールの本番だけを指しません。
取組が始まった日から、
本番、
振り返り、
そして日常生活でその経験を生かしていくところまでを含めて、
一つの教育活動だと考えています。
だから、
本番が終わっても、
担任の仕事は終わりません。
むしろ、
ここからが大切です。
担任が見るのは結果ではなく成長
もちろん、
生徒は優勝を目指します。
担任も本気で応援します。
しかし、
担任が見ているのは順位ではありません。
例えば、
- 学級のために言いにくいことを伝えられた。
- 仲間の意見を最後まで受け止められた。
- 苦手なことにも挑戦できた。
こうした姿が見られたなら、
それが今回の取組で得た成長です。
ここから日常につなげる
取組の中で見られた成長は、
そのままにしておくともったいありません。
私は、
次の三つを意識しています。
① 成長を言葉にする
子どもたちと一緒に、
「今回、私たちは何が成長したのか」
を整理します。
② 学級の財産にする
帰りの会や掲示、
学級通信などを通して、
その成長を何度も確認します。
③ 日常で発揮できるように働きかける
例えば授業や委員会活動で、
同じような場面が訪れたら、
「合唱コンクールのときに、みんなが身に付けた力は何だったかな。」
と問いかけます。
すると、
子どもたちは、
自然と以前の経験を思い出し、
日常の中でその力を発揮しようとします。
行事は終わっても、教育活動は続いている
若い頃の私は、
行事が終わるたびに
「次は何をやろう。」
と考えていました。
今は違います。
「この取組で見られた成長を、次はどこで発揮できるように働きかけよう。」
そう考えています。
だから、
行事が終わっても、
学級づくりが止まることはありません。
行事の取組で見られた成長が、
日常へ、
そして次の活動へとつながっていくからです。
